省エネ対策は、家計の負担を減らすだけでなく、地球環境にも優しい取り組み。
新築一戸建てを検討しているのであれば、エネルギー効率の良い住宅を目標とすると、省エネや創エネ対策につながるのです。
エネルギー効率の良い住宅とはどのような家なのか、具体例を挙げてご紹介します。
エネルギー効率の良い住宅ってどんな家?
エネルギー効率の良い住宅とは、住宅のエネルギー消費が少ない家であること。
具体的には「高気密・高断熱の家」「省エネ・高効率設備の家」「太陽光発電などの創エネ」などがあります。
光熱費をなるべく抑えて家計に優しい家づくり、エネルギー効率の良い住まいを実現するためのポイントを解説していきましょう。
エネルギー効率の良い住宅の具体例
高気密・高断熱の家
気密性・断熱性を高めることで外気の影響を受けにくくし、冷暖房の効率が良い快適な空間を長時間維持できるため、省エネ効果が期待できます。
熱の出入りを抑える設計上の工夫で「高気密・高断熱の家」を実現できる具体例をご覧ください。
サッシの材質は「樹脂サッシ」を選択
サッシは、主な材質で分けると「アルミサッシ」「樹脂サッシ」「木製サッシ」「アルミ複合サッシ」の4種類に分けられます。
その中でも、エネルギー効率の良い家を目指すなら「樹脂サッシ」がおすすめです。
樹脂はアルミより熱伝導率が1000分の1で断熱効果が高いため、快適な室温を保つことにつながります。さらには、光熱費を無駄に使うこともなくなり、節電や省エネ効果も期待できるのです。
重さを感じることがデメリットではありますが、最近では厚みを抑えることで軽く開閉できる「樹脂サッシ」もあります。
部屋の用途に合わせて「断熱ガラス」の種類を選択
窓を断熱ガラスにすることで室内の温度差が少なくなるため、部屋の窓は重要です。
また、温度差で生じる結露・カビの抑制にもつながるため、病気の原因となるものが少なくなり家族が健康に過ごせます。
「複層ガラス」や「Low-Eガラス」を窓に使用することで、外部からの熱を遮断し、冷暖房効率を向上させます。
「Low-Eガラス」には遮熱タイプと断熱タイプがあるため、取り付ける窓の向きによってどのタイプを選択するかを考えると良いでしょう。
断熱効果をしっかりと実感するためには、樹脂サッシと断熱ガラスの組み合わせがベストです。
部屋を快適な空間にするために窓選びは重要ですので、お困りの方はモデルハウスやショールームでご相談ください。
省エネ・高効率設備の家
省エネ性能の高い空調設備の導入、自然光をうまく利用して電力を抑えるなどの方法で家づくりの段階から省エネについて考える方も増えています。
長く住むために大切な「省エネ・高効率設備の家」を実現できる具体例をご覧ください。
インバーター式エアコンの導入
インバーター式エアコンは、「コンプレッサー」という部品の働きを細かく調整できるエアコンのことです。コンプレッサーの回転数を状況に応じて変えることができるため、部屋の温度を安定させることができます。
夏の冷房費用を抑えるためには、エネルギー効率的の良いエアコンを選ぶことが省エネの鍵となります。
節電効果だけでなく、電力消費による二酸化炭素の排出量を抑制することで、地球環境保全に貢献できるのです。
熱交換気システムの導入
空気の汚れは、カビやダニの原因となるため、安心して暮らせる空気環境で健康な暮らしを実現するためには「熱交換気システム」がおすすめです。
天井裏につけた熱交換気ユニットやダクトで換気を行うシステムで、冷暖房時の熱ロスを防ぎ、二酸化炭素の排出量も抑制してくれます。
微粒子用フィルターはPM2.5にも対応しているものを搭載しているため、一年中キレイな空気を循環させることができるため安心です。
細かいホコリが減ることで掃除がラクになるだけでなく、アレルギーなども軽減される可能性も少なくはないでしょう。
太陽光発電などの創エネ
創エネには、太陽光発電・燃料電池などのいくつかの種類があります。
住まいの電気を自給自足する「太陽光発電などの創エネ」の具体例をご覧ください。
太陽光で自家用電気を発電
太陽光の熱エネルギーを使って電気をつくるシステムです。
太陽光発電で日中に蓄えた電力で生活すれば、電力会社からの購入電力を減らすことができるため、光熱費を大幅に削減することができます。
また、多くの家庭が電気代高騰に直面する一方で、太陽光発電利用者であれば発電した電気を使用できます。
そのため、電気代高騰による影響を受ける心配がないのもメリットだと言えます。
蓄電池で自宅の電力確保
発電した電気を蓄電池へ充電し、日中に蓄えた電力を無駄なく使い切ることができます。
夜間の高い電力を購入せずに済むため、より効果的な光熱費削減が見込めるのも魅力です。
また、いつ発生するか予測ができない台風や地震などの自然災害の時、公共の電力網がダウンして地域全体が停電しても、蓄電池があれば自宅の電力を確保することができます。
もしも自宅が倒壊の恐れがなく、ライフラインが自給自足できているのであれば、避難所ではなく“在宅避難”も可能になるのです。
ムダを省いてさらに効率を求めるのであれば、電気を蓄える取り組み「蓄エネ」についても考えてみると良いでしょう。
「ちょうどええやん!」がきっと見つかるモデルハウス見学会
家計に優しいエネルギー効率の良い住宅を目指すなら、省エネや創エネはもちろんのこと、設備選びも重要になります。
まずは、モデルハウス見学会に参加して、どういったことをマイホームで実現させたいのかを担当者にご相談ください。
あなたの「ちょうどええやん!」がきっと見つかるはず!