過去に素敵な住環境を求めて新築・購入をされたほとんどの家に言えることかもしれませんが、段差があったり、手すりが必要な所になかったりと、一般的な住宅は完全に介護に向いているとは言えません。
ただ人はいずれ高齢になり足腰の筋力が低下していき、介護が必要になる方もおられます。そうなった時に、介護をしやすくするためにバリアフリーを意識して家全体を改修するとなると、多額の費用がかかるので、そう簡単にできるものでもありません。
ただ最低限でも介護がしやすくなるようにリフォームをしなければ怪我の可能性や介護の負担が増えてしまうので、リフォームを検討される方が多いのでは無いでしょうか?
その時に活用したいのが介護リフォームです。
※この情報は平成29年8月21日時点の情報を元にお伝えしております。
介護リフォームとは?
介護リフォームは「介護の必要な方の住んでいる家を介護がしやすいように改修すること」を表しています。
ただ、介護リフォームには、必要な条件を満たしている場合、介護保険や助成金・補助金で、介護リフォーム費用を最大9割負担してくれる制度があります。
そのため、「介護保険や助成金・補助金を利用した介護をしやすくするためのリフォーム」のことを指して介護リフォームと呼ぶこともあります。
別名では、介護保険住宅改修などとも呼ばれます。
大東市で介護リフォームを行う場合に費用の最大9割負担をしてくれる制度とは?
リフォームには多額の費用がかかります。その費用を最大9割負担してくれる制度が2つあります。
- 介護保険
「高齢者住宅改修助制度」と言われる介護保険制度で、20万円までのリフォーム費用の最大9割を負担するというものです。※制度の利用には条件があります。 - 各自治体の助成金・補助金
介護保険以外にも助成制度が各自治体で用意されていることがあります。その種類は様々なで介護保険と合わせて利用することも可能なものもあります。大東市で介護リフォームに関する助成金・補助金については、大東市市役所もしくは、ご担当のケアマネジャーにご相談ください。
<問い合わせ先>
保健医療部 高齢介護室
保険料グループ
電話番号072-870-0475 ファクス072-872-8080
〒574-8555 大阪府大東市谷川一丁目1番1号 市役所西別館2階
介護保険を使った住宅改修についての詳細
大東市で介護リフォームを行う場合、介護保険を利用して介護リフォームを行うことで、最大9割の費用を保険で負担してくれ、10%の自己負担でリフォームを行うことができます。
正式名称は「高齢者住宅改修助制度」と呼ばれるものです。
ただし、保険は税金から捻出しているので、全ての方が介護保険を利用できるわけではなく、条件を満たす方のみ恩恵を受けることができるようになっています。
介護保険を利用してリフォームをする条件(3つの要項)
介護保険を利用して介護リフォームを行うには、3つの条件(要項)が有ります。
- 1、対象者であること
- 2、指定の改修内容であること
- 3、負担費用の上限額のこと
1、介護リフォームの対象者とは?
まず対象者は、介護保険での要支援1〜2、要介護1〜5を認定されている在宅介護利用者のみに限られます。
在宅介護は、訪問介護・看護、訪問入浴介護などのサービスの事です。主にホームヘルパーさんが家に来てくれて、生活の介護介助をしてくれるサービスの事を指します。
要するに「要介護者の住んでいる住宅のみ」ということになりますので、”要介護者のおじいちゃんおばあちゃんが遊びに来た時のために”というのは対象外となります。
また介護認定の申請に関しては、大東市市役所、地域包括支援センター(大東市西部、中部、東部にあります)などで相談する事ができます。
<大東市市役所の相談先>
保健医療部 高齢介護室
・認定担当
電話番号072-870-9627 ファクス072-872-8080
〒574-8555 大阪府大東市谷川一丁目1番1号 市役所西別館2階
また、一度ネットで一度調べようと思う方は、大東市市役所が掲載している、要介護認定についてをご覧ください。
2、介護リフォームが適用できる改修の種類
- 手すりの取り付け
- 段差の解消
- 滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
- 引き戸等への扉の取替え
- 和式から洋式便所への取替え
- 上記にともなう付帯工事
引用:大東市のホームページから抜粋
このような改修の種類が介護リフォーム制度の利用条件となっています。
階段や段差を上り下りする際の補助となる手すり、車椅子移動を想定した段差の解消や扉の取り替え、足腰に負担のかかる和式トイレから洋式トイレへの変更など、主にバリアフリーとされている部分が介護保険が適用できる改修の種類となります。
3、負担費用の上限額について
上記でも少し触れていますが、支給限度額は1住居で20万円までかつ、最大9割負担までです。
よって、介護保険を適用した介護リフォームで30万円の費用が掛かった際は、20万円超過分の10万円が自己負担となり、介護リフォーム費用が20万円の場合、1割の2万円は自己負担、残り9割の18万円は介護保険から賄う事ができます。
また、平成27年8月より、一定以上の所得者に関しては、最大8割までの給付となり、2割は自己負担となります。
詳しくは、大東市市役所か担当のケアマネジャーにご相談ください。
<大東市市役所の相談先>
保健医療部 高齢介護室
・保険料グループ
電話番号072-870-0475 ファクス072-872-8080
〒574-8555 大阪府大東市谷川一丁目1番1号 市役所西別館2階
受給対象者で、要項を満たしていても介護保険を適用したリフォームができない事がある!
介護保険を適用してリフォームをする場合、「住宅改修を行う前に、必ず事前申請が必要です」。事前申請が無い場合は、本来は保険適用できる介護リフォームであっても、給付されません。
これに関しては、非常に注意が必要です。
そうならないためにも、しっかりとケアマネジャーに相談する。もしくは、リフォームを行おうとしている建設・建築会社にしっかりとご相談をしましょう。
とはいえ、どのようにリフォームするのが良いのか、どこをリフォームしたほうが使いやすくなるのか、事前に知りたい方も少なからずおられるかと思います。
そんな時は、地元の信用できる、長くお付き合いのできそうな工務店もしくは、建設・建築会社にご相談いただくことをお勧めいたします。
介護リフォームの方法まとめ
介護保険を適用して介護リフォームをする手順を簡単にまとめると。
- 要介護認定を受けている
- 在宅介護サービスを受けている
- 改修内容が指定の内容に沿っている
- 事前に介護保険を適用してリフォームをする申請を上げる
- リフォームをする。
この5つの流れが手順になります。
また介護リフォームは、対象者であっても、その改修工事が必要かどうかの打ち合わせが必要になってきて、手続きも必要です。
しかし、その分、最大20万円までの費用を負担してくれるなど、非常に恩恵の大きな制度なので、対象となる方はぜひ利用をしていただきたいと考えます。
まずは、今の体の状態をご存知のケアマネジャーの方とご相談をしていただき、体の状態から見て、どこの改修が必要なのかを知ることから初めても良いかと思います。
また、想定されるリフォーム費用や、リフォーム箇所などをとりあえずざっくり知りたい場合は、信頼できるリフォームを行ってくれる会社に相談しても良いかもしれませんね!
今回、大東市の介護リフォームについてご説明させていただいたのは、大東市で100年以上続く総合建設会社の日の出組です。
皆様に長く愛されてきたからこそ、長い間続けてこられたので、これからも愛される家のスペシャリストを目指しています。
介護リフォームに関して、何かお困りの際はお気軽にご相談ください。