構造 | 木造 |
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階数 | 2階建て |
敷地面積 | 268.307㎡ |
建築面積 | 87.78㎡ |
延床面積 | 114.269㎡ |
竣工年月日 | 平成23年5月31日 |
設計・監理 | ㈱日の出組 一級建築事務所 |
施工 | ㈱日の出組 |
東大阪の古民家リフォームのコンセプト
「光に満ちた安全な住まい」
東大阪の古民家をリフォームすることになった理由
今回の古民家が建ったのは、1963年と竣工した年から数えて48年間の間、堂々とした佇まいで家に住まうお施主様を守ってきました。
お施主様であるご主人様も48年間ずっと住んでこられ、非常に家を気に入っておられたようで、長いこと住めるように、また息子様がいつでも帰ってこれるようにと、耐震補強の工事をしてほしいと日の出組に依頼をいただきました。
ただ、お話を伺っているうちに、様々なお悩みが出てきて気に入っている家の雰囲気を残したまま、キッチンやトイレなどの水周りも含めて快適に暮らせるようにリフォームをしてほしいという要望が出てきて、リフォームをさせていただくことになりました。
築48年の古民家にあった悩み
リフォームをすることに決まる前に実際に悩んでいることを詳しくお聞かせ頂くと、まさに古民家ならではの悩みがありました。
- 廊下や部屋の隅々まで明かりが届かずに暗い
- 昔から使っているキッチンなので、使い勝手をよくしたい
- 耐震に対しての不安がある
- 段差が多く老後が心配
確かに古い木造建築は、木の色が新築時から徐々に飴色に変わり、土壁も徐々に色が黄色くなってきます。
また、照明の位置や昔の家で利用されている窓硝子も光の透過率が悪く、新しい今の家と比べると、確かに暗いです。
また、縁側と部屋の間、部屋の敷居など小さな段差も多く、お風呂も段差が高く老後のことを考えると不安な部分も多いあります。
今回のリフォームではこのような問題点を取り除くだけでなく、デザイン性も意識して、明るく快適で更におしゃれな空間にさせていただきました。
もちろん、お施主さまの要望に合った、家の雰囲気を残した状態でリフォームをさせていただきました。
今回の古民家リフォームのポイント
自然な光で明るくするために天井の一部を吹き抜けに
LDKの天井の一部を吹き抜けにしました。ただ、あまりにも大きな吹き抜けにしてしまうとエアコンの効きが悪くなるので、吹き抜けの大きさもある程度抑えて一部にしています。
また、吹き抜け部分にも窓を設置することで、1階開口部からの採光だけに頼らず、より太陽光が入るため、非常に明るい空間になりました。
また、天井一部をヒノキ材を貼り、吹き抜けの壁にかけてL字になるように貼り、和を感じるデザインにしました。
吹き抜けの窓はキャットウォークを設置することで、メンテナンスもしやすくしています。
広さを出すために部屋をつなげてLDKに
元々は、リビング・ダイニング・キッチンと別々の部屋になっていました。
その3つの部屋を1つの大きな部屋して、吹き抜けのある明るく広く開放的なLDKにすることができました。
また天井照明を埋め込み型にすることにより、スッキリとしたデザインに仕上がっていますが、夜になった時には吹き抜けの壁に設置した照明が、柔らかい光で壁を照らしつつ雰囲気の良いLDKを演出してくれます。
また大きなLDKにしたのはもう一つの理由があり、老後のことを考えて、バリアフリーを意識した段差のない空間にするためでもあります。
この大きなLDKは、様々な良い効果をもたらしてくれています。
お施主様のご指名でタカラスタンダードの地震に強い耐震システムバスに
お施主様のご友人がタカラスタンダードにおられたようで、ご自身でショールームに見に行っていたようでした。
その時に様々な説明を受け、耐震構造になっているので地震に強いことなどを理由に気に入ったということでした。
タカラスタンダードの浴室は、振動実験装置を用いた実験で、震度6強相当の振動を1分間加えても倒壊することはありませんでした。この優れた耐震性が、心からくつろげるお風呂環境をつくっているのです。
引用:タカラスタンダード耐震システムバス
確かに、お風呂に入っている時に地震がくることを考えたら心配になりますが、かなり強い地震が来ても倒壊しなかった実績があると、お風呂でリラックスできるでしょう。
【日の出組ならではのポイント!】
床のレベルが10センチ程歪んでいたが曳家技術を使って戻した
日の出組は、曳家・揚げ前の技術(家を持ち上げて移動させたり、地盤改良などを行う技術)を持っています。
古民家は家の重みや経年変化などを理由に歪んでいることが多いです。実際に、こちらの古民家でも、床のレベルが10センチほど歪んでいたため、揚げ前の技術を使い、歪みを修正しました。
お客様の声
毎回、定期的に訪問をさせていただくと「快適に過ごしてるよー!ほんまやってよかったですわ!」とおっしゃってくれます。
日の出組は、古民家リフォームなどを行っていただいたお客様宅へ、定期的にお伺いをさせていただいています。
また1年点検・2年点検も行っているので、お客様にも何か問題があった時に言っていただきやすいようにしています。
リフォーム後の縁側
和室はできる限りそのままに。書院造りの床の間は、和室をさらに引き立てています。
古民家のリフォームを行った日の出組より
古民家のリフォームはみなさん色んな想いを持って行われます。
日の出組は、そんなお客様の想いを実現できるように最大限努力し、お客様の喜んでいただける顔を想像しながら、職人として持てるだけの技術を持ってリフォームをさせていただいております。
大阪で古民家のリフォームをお考えの場合は、日の出組にご相談ください。